毛布とこたつ布団、どうしまう?圧縮袋を上手に使った「省スペース収納」
こたつ布団や厚手の毛布は、そのまま畳むとかなりのボリュームになりますよね。そこで活躍するのが「圧縮袋」ですが、じつはただ空気を抜けばいいというわけではないのです。
間違った使い方をしてしまうと、半年後に袋を開けたときに「布団がカチカチで元に戻らない」「なんだかイヤなにおいがする」といったトラブルが起きることがあります。せっかくの布団を来シーズンも気持ちよく使うために、正しい圧縮・収納の方法を一緒に確認していきましょう。
圧縮前の絶対ルール:「しまい洗い」と「完全乾燥」
圧縮袋に入れる前に、いちばん大切なのが汚れと湿気をしっかり取り除くことです。この準備を丁寧にするかどうかで、半年後の布団の状態が大きく変わります。
冬の間、布団は私たちの汗や皮脂をたっぷり吸い込んでいます。そのまましまうとダニやカビの温床になってしまうので、自宅やコインランドリーでしっかり洗濯してから収納しましょう。
また、「乾いたつもり」で圧縮してしまうのも要注意です。袋の中に湿気が残っていると、密閉された空間でカビが繁殖しやすくなってしまいます。天日干しや乾燥機でしっかり乾かしたあと、熱が取れるまで1〜2時間ほど放置してから袋に入れるのがポイントです。布団が温かいまま圧縮すると袋の中に結露が発生しやすくなるので、 「冷ましてから入れる」 を合言葉にしてみてください。
圧縮袋を上手に使う3つのテクニック
① 厚さは「元の3分の1〜半分」を目安に
空気をどんどん抜いていくのは気持ちがいいものですが、カチカチになるまで吸い出してしまうのはNGです。特に羽毛が入っている布団は、繊維を傷めて元のふわふわ感が戻らなくなってしまうことがあります。元の厚さの3分の1から半分程度に留めるのが理想的です。少し空気を残してあげることで、次のシーズンに取り出したときもふかふかの状態に戻りやすくなりますよ。
② ファスナーをひと拭きしてから閉じる
「しっかり閉めたはずなのに、いつの間にか膨らんでいた」という経験はありませんか? その原因のほとんどが、ジッパー部分に挟まったホコリや髪の毛です。袋を閉じる前に、湿らせた布でジッパーの内側をさっと拭いておくだけで、密閉力がぐっとアップします。このひと手間が、半年後の「膨らんでいた……」を防いでくれます。
③ 立てて収納するなら「四角」を意識して
圧縮した布団をクローゼットに立てて収納したい場合は、空気を抜きながら形を整えて、できるだけ平らな四角形になるよう意識しましょう。丸まったり凸凹のまま固まってしまうと、積み重ねたときに崩れやすくなります。

収納スタイル別・おすすめアイテムの選び方
収納袋にもいくつか種類があります。それぞれの特徴を知って、自分のスタイルに合ったものを選んでみてください。
スタンダードな圧縮袋は、最も手頃な価格で、極限まで薄くできるのが魅力です。ただし立てて置くと形が崩れやすいので、横置きで使うのがおすすめです。
ボックス一体型の圧縮袋は、布団ケースと袋が一体になっていて形が崩れにくく、クローゼットの中が整って見えます。価格は少し高めですが、すっきりと美しく収納したい方にはぴったりです。防ダニ加工付きの袋は、半年以上の長期保管に安心感があります。ただし加工の効果には約1年という期限があるので、シーズンごとに確認するようにしましょう。
半年後の「失敗」を防ぐプラスアルファの工夫
圧縮袋の中に脱酸素剤や除湿剤を一緒に入れておくと、ダニやカビの繁殖をさらに強力に抑えることができます。少しのひと手間ですが、開けたときの安心感が違いますよ。
また、羽毛布団をしまう場合は「羽毛布団対応」と書かれた専用の袋を選ぶようにしてください。羽毛(ダウン)は強く圧縮すると羽根の芯が折れてしまい、元のふわふわ感が戻らなくなってしまうことがあります。不織布と併用するタイプの袋を使うと、羽毛にやさしく収納できます。

まとめ:クローゼットに「ゆとり」が生まれると、気持ちも軽くなる
かさばる冬の寝具がすっきりと収まると、クローゼットだけでなく、なんとなく心にも余裕が生まれてくるものです。
しっかり洗って冷ましてから袋に入れること、カチカチになるまで空気を抜かずに布団にやさしい圧縮を心がけること、そして袋を閉じる前にジッパーをひと拭きすること。この3つを意識するだけで、来シーズンも気持ちよく布団を取り出せる状態を保てます。
まずは週末、コインランドリーの大きな乾燥機でこたつ布団をふかふかにリセットするところから始めてみませんか? 気持ちのいい春の新生活のために、クローゼットにたっぷりのゆとりを作ってあげましょう。
この記事へのコメントはありません。