部屋干し派の悩み解決。4月の生乾き臭を防ぐ「洗濯槽」の徹底除菌
せっかくきれいに洗った服なのに、なんとなくイヤなにおいがする……。そんな経験はありませんか? その不快なにおいの正体の多くは、「モラクセラ菌」という細菌が出す排泄物です。そしてその菌が爆発的に増えやすい場所が、普段は目に見えない洗濯槽の裏側に溜まったカビや石鹸カスなのです。
4月は気温が上がり始め、湿気も増えてくる季節。冬の間に少しずつ積み重なってきた汚れが、この時期に一気に問題を起こし始めます。春服を気持ちよく着るために、今のうちに洗濯槽をリセットしておきましょう。
なぜ「4月」に徹底除菌が必要なの?
洗濯槽の裏側は、常に湿っていて、糸くずや洗剤カスというカビや菌のエサが豊富な環境です。冬の間はあまり気にならなくても、春になるといくつかの条件が重なって、一気ににおいが気になり始めます。
まず、気温が20度を超えると、カビや菌の活動がぐっと活発になります。また、冬の間は水温が低いため洗剤が溶けきらず、槽の内側に層のようにこびりついていることがあります。さらに、花粉や黄砂を避けて部屋干しが増えるこの時期は、洗濯槽の菌が衣類に移り、乾くまでの間に増殖してにおいを放ちやすくなります。
ここで一度しっかり除菌しておくことは、夏に向けたカビ予防の先手必勝でもあります。
「酸素系」と「塩素系」、どちらを選べばいい?
洗濯槽クリーナーには大きく分けて2種類あります。それぞれ得意なことが異なるので、状況に合わせて選んでみてください。
酸素系(過炭酸ナトリウム) は、泡の力で汚れを剥がし落とすタイプです。数ヶ月間お手入れできていなかった方や、汚れが浮き出てくる様子を目で確認しながら掃除したい方に向いています。
塩素系(次亜塩素酸塩) は、強い殺菌力で汚れを溶かして除菌するタイプです。つけ置き時間があまり取れない忙しい方や、カビを根こそぎ分解したい方におすすめです。
ひとつ注意点として、ドラム式洗濯機に酸素系クリーナーを使うと、大量の泡が発生して故障の原因になることがあります。お使いの機種の取扱説明書を必ず確認してから使うようにしてください。

効果を最大限に引き出す「除菌ルーティン」
クリーナーをただ入れて回すだけでも効果はありますが、少し工夫するだけでその効果がぐっと高まります。
① お湯を使う(酸素系の場合)
水よりも40〜50度のお湯を使うと、酸素系クリーナーの成分がしっかり活性化して、こびりついた汚れがみるみる剥がれやすくなります。入浴剤を使っていないお風呂の残り湯を活用するのもおすすめですよ。
② しっかりつけ置きして汚れを浮かせる
クリーナーを入れて数分回したら、そのまま2〜3時間置いておきましょう。ワカメのような黒い汚れ(カビ)が浮き上がってきたら、網ですくい取ってください。そのまま放置すると、すすぎの際に衣類に付着してしまうので、ここは丁寧に取り除いてあげましょう。
③ くず取りネットも一緒に除菌する
見落としがちですが、くず取りネット自体が菌の温床になっていることがよくあります。掃除の際はネットも外して、バケツなどで別につけ置きするか、この機会に新しいものに交換してしまうのもよいと思います。
除菌後の「きれいな状態」を長持ちさせる3つの習慣
せっかくきれいになった洗濯槽を、できるだけ清潔に保つために、日常の小さな習慣も見直してみましょう。
洗濯が終わったら、洗濯機のふたを開けたままにしておくことが大切です。内部を乾燥させることが、カビを防ぐいちばんの近道です。また、脱いだ服をそのまま洗濯機の中に入れて溜めておく習慣があると、湿気がこもって菌が繁殖しやすくなってしまいます。洗濯機はあくまでも「洗うときだけ使う場所」と意識しておくと良いですよ。そして、洗剤は決められた量を守ることも意外と重要です。多すぎる洗剤は溶け残りとなり、カビのエサになってしまいます。

まとめ:清潔な洗濯機が、春の服を気持ちよく仕上げてくれる
生乾き臭を根本から解決するには、洗剤を変える前に、まず洗濯機自体をきれいにすることが大切です。
4月の気温上昇に合わせて洗濯槽をリセットし、お湯とクリーナーで汚れをしっかり剥がして殺菌する。そして掃除のあとは、乾燥を意識した使い方を心がける。この流れを一度やり遂げてしまえば、部屋干しのストレスが驚くほど軽くなります。
お気に入りの春服を袖に通したとき、爽やかで清潔なにおいがふわっと漂う。そんな心地よい感覚をぜひ体験してみてください。今夜のお風呂上がりに、40度くらいのお湯を洗濯機に溜めるところから始めてみませんか?
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